ネタバレありますよ
そんなわけで、アクセル隊長、無限のフロンティア参戦記念。
無フロ版はアホセル仕様とのことなので、復習の意味も込めて、スパロボAPプレイ日記を開始してみようと思います。
ちなみに今回は、AのGBA版やOG(〜外伝まで)をクリアしている事を前提として書くつもりですので
ネタバレ回避したい方は特にご注意を。

また、当然主人公はアクセル。機体はソウルゲイン。
OGで見られる組み合わせですが、今更ミィさんが憑依出来なさそうな機体には乗れないわけなので。

そんで、いつもの注意事項、
『本文では、しばしば悪意や善意をもってストーリーを曲解・捏造・ミスリードをしてますが
あまり深い意味はないので、あまりアレでも本気にしないでください』
なので宜しくお願いします。
 ┌第01話 堕ちてきた男

「俺が…誰かって?…俺は…誰だ…?
くそ…思い出せない…。記憶喪失というやつらしい…」
「…あなた名前は?何も思い出せないの!?」
「…君のような美人がキスしてくれたら思い出せるかもな」

このワザとらしいアクセル味!

そんな感じで、
冒頭からOGアクセルからは想像も出来ないセリフが飛び交うスーパーロボット大戦Aポータブル第1話。
やはり、こういうの好きですシンプルで。アクセルの味って男のコだな。
色々各所で言われてますが、この分化した人格が織り成す違和感は実にアクセルなのだと思います。

またこの辺り、無限のフロンティア版にしてみると、

「…あなた名前は?何も思い出せませんか?」
「…君のエンドレスバストで挟んでくれたら思い出せるかもな」
「えぇ!?」

この後、ハーケンのナイトファウルが火を噴くそうです。

---
1話のストーリーとしては、スーパー系と言う事もあって無難にマジンガー組がアクセルを拾うお話。
しかして今今見ると、まだスレてない古参キャラの掛け合いはとても初々しくて。

「あまり無理するな。マジンガーZで無理は禁物だ」
「なんだよ、鉄也さん。ずいぶんな言いようじゃねえか、え?」

「もっと頭を使え、甲児くん」
「なんだよ、その言い方は!」

「鉄也さん、彼は一緒にミケーネと戦ってくれたんだぜ!?それを疑うなんてどうかしてるぜ」
「その程度で信用するほうが信じられんな」
「なんだと!?」

まるでスパロボKのヒロインズのような…。

最近丸くなってしまったダブルマジンガーも、この頃は非常に尖がっていました。
私の鉄也さんの印象はこの頃のが一番強いので、何とも言えない懐かしさがあります。
やはり戦闘のプロ。これくらい協調性がない方が鉄也さんだと思いました。
 ┌第02話 不協和音

ゲッター増援時:「ちっ、俺一人いれば十分なのに!」
テキサスマック会話時:「何だこいつは。まともな日本語は話せないのか?」

(うぐぅ、ゲッターの連中だって親はいる。このままじゃ俺は、はみ出し者になっちゃうよ!)

何このカワイイ戦闘のプロ…

そんなわけで、
今ではそうそう見られない鉄也さんの萌えっぷりが堪らないスパロボAP第2話。

今話はセオリー通りゲッター組との合流話だったわけですが、
親(家族)の有無でツン・デレ使い分ける鉄也ぶりがここでも炸裂。
キートン隼人も呆れるぐらいのKY発言を繰り返して場の空気をサンダーブレークしておりました。

何というか。
スパロボでは親と言っても、
若本だったり、過ちだったり、完璧だったり、
イロモノ系が多くて何とも言えないわけですが
とりあえず鉄也さんには、同じ境遇のハム子さんと一緒に『お手上げ侍!』とかやれば良いと思いました。
サンダーブレーク時に。
 ┌第03話 お前の空手を見せてやれ

「人だとぉ!?そんなのは放っておけ!バーム星人を叩きつぶすのが先だ!」
「そんな事はできません!民間人なんですよ!?」

「ただの民間人がくたばろうが知った事じゃない。
戦場に民間人、バーム星人、ギガノス兵、機械獣、木星蜥蜴が居たら迷わず皆殺せ。以上!」

そんな感じで、
古き良きテンプレ通りの悪上官、三輪長官が猛るスパロボAP第3話「三輪防人の憂鬱」
最近、ちょっと良い人になりかけてたので不安で仕方なかったのですが、
やはりスパロボの三輪長官はこうでないといけません。

「曜日でヒゲの形が変わるのは、バーム星人対策か?」
「いつ気付いた?」

---
今話のストーリーはダイモス組との合流で、主に一矢が記憶喪失のエリカ嬢を拾うお話。
汗っぽいタイトルだったのでリヒテルさんと硬派な戦いでもするのかと思いきや、
会った瞬間速攻で恋に落ちると言う、ハチミツとクローバーぶりを見せてくれました。

「きれいだ…エリカ」
「一矢…」
人が恋に落ちる瞬間を初めて見てしまった。まいったな…

【今話の隊長】
無限のフロンティア時のミィフラグがあったようです。

「ここは記憶喪失カップル誕生!という方が話的に…」
「記憶喪失カップル!そういうのもありますの?」

 ┌第04話 「男らしく」でいこう

「セイラ・マスです」
「なんだ、愛想のない人だな」
「愛想で戦うわけじゃなくてよ」

セイラさんのツン具合マジパネェ…。

そんなわけで、
デレのデの字も感じさせないセイラさんのセイラぶりが半端ないスパロボAP第4話「『セイらしく』でいこう」
SDガンダムしか知らない時分、ガンダムのヒロインはセイラさんかフラウだと思ってたのも今は昔。
今でこそヒロインはシャアだと分かりきっておりますが、こうしてファースト組を改めて見ると感慨深いものがあります。

---
今話は、スパロボ史的にはナデシコのデビュー戦。
ダンバイン系が姿を消して以降、力不足だった女性艦長分を一気に押し上げた転機でもありました。
以降、ガンダム系で女性艦長が続いたので、今では勢力が逆転した感もありますが、
当時ブライトさんの独り舞台だった艦長ポジションを揺るがした、思い出深い作品でもあります。

シナリオ的には、今ではあまり見られない普通にラブコメやってるテンカワ君とか、病んでない桑島キャラとか。

「でも、アキトをオトリになんて出来ない。…危険すぎる!」
「うん、うん…アキト、でも私わかってるわ。アキトの決意の固さ…女の勝手でどうこう出来ないわよね」
「わかった…!ナデシコと私達の命は、あなたに預ける!」

「お待たせ、アキト!あなたのために急いできたの」

あぁでも、
この、硬軟織り交ぜて男を戦場に駆り出す所は、とてもフレイ・アルスターでした。
 ┌第05話 二人の艦長

「…軍隊ってのは階級がすべてなわけだ。あの長官にもその上がいるわけだし、
どやされるのも仕事のうちってことだな」

そんな感じで、アクセル隊長のネジぶっ飛んだ組織に居た頃の経験が滲み出る、スパロボAP第5話。
自分のMAP兵器に巻き込まれて死ねる上司に比べれば三輪長官なぞカワイイものなんだな。これが。

---
今話の冒頭はタイトル通り、ナデシコvsアーガマの艦長対決でした。

「…き、君が艦長なのか?…失礼だが、お若いですな…」
「ブライト・ノア大佐…現地球連邦軍第13独立部隊ロンド・ベル隊隊長。
データでは一年戦争時、当時の新造戦艦ホワイトベースの艦長に就任したのが
19歳の時となってます。…うちの艦長より若いです」

まぁ、そういう星野さんはもっと若い年で艦長やる事になるわけですが。

とにかくファースト時のブライトさんは確かに19歳。セツコさんやレフィーナさんと同い年だったわけで。
マリューさん(26〜28歳)や戦術予報士さん(26〜30歳)などよりも全然若者でした。
やはりあの、細い目と、奇抜な髪型と、富野キャラ口調が化学反応を起こしてブライトしていたようです。

艦長対決後は、デビルガンダムがラピュタよろしく落ちてきてGガンダム組話へ移行。
当時は、素手でMSを壊す人達と言う事で、諸々受け入れ難かったGガンですが、
長いことスパロボやってると慣れてくるもので、今ではもう良い思い出です。

その後、増援で出てきたけど、ビックリするほど弱かったプラクティーズのお坊ちゃん達を倒して戦闘ミッションは終了。
んで更にその後の会話シーンで、所謂アクセル隊長の無限のフロンティア参戦の布石とも言える、一矢vsドモン戦が発生しました。
これは仲裁のために2人の秘奥義の間に割って入って、それでも致命傷を負わないよう打点をズラして食らうという、
いかにもアホセルらしいイベントだったわけですが、無限のフロンティアでも擬似イベントがありそうで。
私的にはアレディvs零児戦あたりで発動すると読んでいます。
 ┌第06話 去る者、追われる者

ビーム輝くフラッシュバックにー…奴の影!

そんな感じで、
どう考えても、BGM『シャアが来る!』は反則すぎる、スーパーロボット大戦AP第6話。

今ではそうそう聞くことが出来ない、幻のシャア専用歌『シャアが来る!』ですが、
A辺りではちゃんと戦闘BGMで使われてるのをすっかり忘れてました。
この脳を揺らされる不安定な曲調がなんともシャア。
歌詞の内容がシャア本人でなく、シャアに狙われた人視点であるのも非常にニュータイプでした。

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今話は、ダイモスのエリカさんの記憶復活→連れ戻される、ガトーさんにGP02パクられる、の2本立て。
特にダイモス編では、ドモンが「戦場でラブシーン見せるな」的な発言で、巷の話題をさらって行ってました。
これ、別に原作知らなきゃ普通の発言なのですが、ドモンやゲイナー君が言うとギャグになってしまうのが実にスパロボ。
分かり易く例えると、カズマがアサキムに「厨発言キメェ」、とか言ってる感じになります。
 ┌第07話 熱砂の攻防戦

「その人たちの中で、連邦軍に協力したいっていう人達がいたんですよ!」
「感激もんですよ!その代表がカミーユ・ビダンさんなんですねぇ、これが」
「療養中だったんですが、連邦の正義に目覚めて復活したんです!」

「あの手のは、この辺の言葉に弱いんですよ。経験済み、みたいなんで」
「ええ、なんか上司にこんな事ばっかり言ってたみたいなんですわ。これが」

そんな感じで、
なんかイメージ湧かないけどシャドウミラー時代はそんな事ばっか言ってたらしいアクセル隊長が印象的なスパロボAP第7話。
ここで言うアレな上司はレモン様の事なのかヴィンちゃんの事なのかは難しい所ですが、まぁ多分、両方。

しかしこうして見ると、戦闘技術も操縦技術も一流で、部下から慕われ上司の扱いも上手いと言う、凄いチートぶりが垣間見えて来る隊長。
OGでニートやらせておくには勿体ないので、そろそろ定職つかせて上げたほうが良いと思いました。
私的にはイスルギ重工がオススメ。コード・ババァキラーでミツコ社長撃墜をお願いします。

---
ストーリー的には、シャア達が宇宙にあがってカミーユが復帰したりアイナさんを引き入れたりするお話。
そしてここでもアクセル節が炸裂しておりました。

「戦場で敵として遭遇した女に出会って惚れて、また戦場で出会って、助け合って、説得して仲間に引き入れた上、恋人にするなんて…
生半可な奴には絶対出来ない!」

そういう貴方は、
戦場で部下として遭遇した女に、敵として再会してボコボコにしたり撃墜されたりして、一回死んで、
変なロリと同化して復活して、更に再会した時に熱愛暴走させて助けてたわけですが。
 ┌第08話 動き出す悪魔

「そんな!なぜ陸戦用の機体が宇宙で使えて、試作1号機はダメなんですか!?」
「お前はどこでも使えないけどな」

そんな感じで、
相変わらず扱いが酷いウラキさんが可愛すぎるスパロボAP第8話。
今回の彼は何か、エースボーナスが「精神コマンドの『努力』が『愛』に変化」になってたのですが、
これは誰に対する愛なのでしょうか?ガトー?

「長い砲身にはこういう使い方もあるんだ!」
「アーッ!」

---
今話は、宇宙へ上がったシャア達を追うためシャトルで飛ぶお話。
ここでデビルなガンダムに襲撃されて、さぁデビル撃退かそのまま飛ぶかの分岐ステージでした。
とりあえず、ここはデビル無視で宇宙ルート選択。
折角の機会なので、最近じゃめったに味わえないララァ感を楽しみたいと思います。
 ┌第09話 すれ違う宇宙

「だって!だって…あなた、アムロ・レイ大尉ですよね!」
「連邦の白い悪魔よ、リョーコちゃん!もう感激!あ、後でサインください…」

そんな感じで、
スパロボ恒例のアムロ賛美イベントが発動するスパロボAP第9話。

何かこういうシーンは凄く懐かしい感じがしますが、やはり連邦の白い奴。
ギリアムさんと共演したり、ミッテ先生に最強の兵士と言われたり、
バランとハンマー論を語ったり、レーベンさんにスカウトされたり、
アヤとフラグ立てたりしたのは伊達じゃない。
ヤキンドゥーエの白っぽい人とかとは、コラボする芸能人が違います。

---
今話は、宇宙ステージ1発目記念と言う事で、ララァのエルメスの登場編。
ゼロ仮面のモデルともなった本機なので、いつ片目が開いてギアス発動するのか不安で仕方ありませんでした。

「ララァ・スンが命じる!大佐、今日からノーマルスーツを着けて出撃なさってください!」

 ┌第10話 勝利者などいない戦い

「俺はケリィ・レズナー。連邦の艦、聞こえるか!ガンダムと勝負がしたい…!」
「あれは、ヴァル・ヴァロ!?」
「他の機体を相手にするつもりはない!ガンダムを出せ!さもなくば、フォン・ブラウンを撃つ!」
「聞いたかい、ガンダムをご指名だとよ」
「でもぉ、ガンダムって何機かありますよね?」
「まとめて相手が出来るとでも思っているのか!?」

そんな感じで、
ガンダムはGP01一機だと思ってた(?)ケリィさんがマジレスされて切ないスパロボAP第10話。
ウラキ少尉が空気読んで単機で出てくれたおかげでギャグにならずに済みましたが、
00組がこの場に居たら容赦なく袋にされてたと思います。

「俺がガンダムだ」
「俺もガンダムだな」
「ボクもガンダムです」
「オレもガンダムだぜぇ!」
「私は乙女座だ!」

 ┌第11話 悪夢の閃光

「火星にチューリップが落ちて来た時、私達の運命は決まっていたのかも知れない…
フィールドを張って無くても、この砲撃…、
それに破嵐創造の生み出したスーパー人間…メガノイドも動き出したと聞いている
死ぬか、ソルジャーに改造されるか、結果はあまり変わらなかったのかしらね…」

そんな感じで、
マーズクリスタルパワーがメイクアップして折檻される火星の人が色々切ないスパロボAP第11話。
そりゃネギ君も魔法世界で苦労するわけです。

---
今話は、冒頭のナデシコの火星撤退戦と、GP02のソロモン核強襲の2本立て。
ここでようやくナデシコ組と合流と言う事で、ブライトさんからミスマル嬢に、ありがたい艦長講座が開かれておりました。

「はい…それで、上昇しようにもエンジンは止めちゃってたし…
仕方なく艦を守るため、ディストーションフィールドを張ったんです…でも結果的に避難民のみんなを…」
「押しつぶしてしまった…と?」
「ブライト艦長…私の判断は…正しかったんですか?」

「…艦を守るという意味なら、君の判断は正しい…だが、それ以前に大きなミスがあった」
「それ以前…?」
「直接、ナデシコを避難場所に移動させた事だ。戦艦は部隊の砦だ。逆を言えば一番目立つ攻撃目標に他ならない。
目的地に直接乗り込もうなどと言うのは最後の手段でしかない」

こう言うマジレスはスパロボらしくて、とてもブライト。
突撃上等のマザーバンガードとか、戦術がトランザム特攻1択のプトレマイオスとかにも聞かせたい感じでした。


【今話のヴィンちゃん名言】

「大丈夫じゃないかしら?現状から考えれば99%成功するわ」
「…その1%を侮り、敗北した者は過去に数限りなくいる…」

ヴィンちゃんが言うとどんなマジ台詞でもギャグになってしまう不思議。
ミッテ先生やジ・エーデルさんと並ぶネタ系ラスボスと言われてるのは伊達じゃないようです。
 ┌第12話 星の屑の記憶

「分かりました。アクセル隊長の様子がおかしい場合、いかがいたしましょう?」
「消せ」
「フフ…フフフ…御意…」

そんな感じで、
何だか妙な笑い方をする敵ラミアがとても印象的だったスパロボAP第12話。

思えば敵ラミアは、役割としてはエキドナさんが受け継いだものの、
人格としてはA本編のみに埋もれてしまっているので、何か新鮮なものを感じます。
所謂、うふうふ笑ってた頃の魔理沙を思う感覚です。
もっと言うなら、ライのホモ疑惑を吹聴してた頃のリュウセイさん。
いずれも光の中で思い出になりやがった出来事です。

---
今回の話は丸々、星の屑作戦失敗話。
シャアが死んだり、ララァが死んだり、ガンダムW組が出てきたり。
特に、子安印のゼクスさんの登場ぶりはイケメン過ぎて困りました。

「プリベンターになるんだから、コードネームのひとつも考えなきゃなァ…」
「い…いいですよ!そんなの…!!マジで!!!」
「『げろしゃぶ』か…『ウィンド』だな」
(エエーーーーッ!!)

 ┌第13話 現れた「影」

「随分と馴れ馴れしいな、もしかして俺の恋人とかか?」
「余裕…と言う事か、隊長。しかし貴方にはレモン様がいらっしゃる。
冗談でもそのような事は言うべきではありません」

そんな感じで、
OGではない、A主人公ズを象徴するセリフが交錯するスパロボAP第13話。

いわゆる、感情に疎いOGラミアであったり、基本真面目なOGアクセル隊長では成し得ない会話なわけで。
でもいつか、ミィ連れ歩いてる隊長に対してラミアが言いそうなセリフでもあって。
アク×ラミを推す私としては、中々堪らないものがありました。

ついでに上のをミィさん版でやってみると、

「随分と馴れ馴れしいな、もしかして俺の恋人とかか?」
「その通りですの!」

こうなるそうです。

---
今話は、ナデシコ恒例のナナフシ攻略戦とシャドウミラー登場編。
つまり青ゲシュのデビュー戦だったわけですが、今思えばこれも凄い事件だったわけで。
GBA版やってた頃は全く気にしなかったのですが、ゲシュペンストと言えばコンパチ時代からの伝説機。
キックやパンチどころか、昭和時代からドッジボールやってるミラクルマシン(あるいはパワードスーツ)でした。
それをここで敵側の量産機として出してくるセンスは、実にスパロボ。
オリジナル系のクロスオーバーはOGで。という感じになりつつある最近の版権系では
この手の展開は中々難しいので、感慨深いものがありました。
 ┌第14話 平和解放軍

「君はシャア・アズナブルだね?」
「そういう君はアムロ・レイ」

そんな感じで、
2話前にMIA(作戦行動中行方不明)扱いになってた赤い彗星が、クワトロとして普通に編入してくるスパロボAP第14話。
この、正体バレ承知で臆面も無くクワトロ振る所は実にアズナブル。
アムロに向かって「同じ階級同士だ、よろしく頼む」とか、並の神経じゃ言えません。
他キャラが武士になろうが、ユニバァース!と叫ぼうがシャア超えを成せないは、
この辺のワザとらしさが足りないせいなのかも知れません。

---
今話は、リリーナ様暗躍編。
基地の事故で海底に投げ出されたエリカ嬢を拉致してリリーナ組(平和解放軍)に引き入れるお話でした。
敵だろうが味方だろうが、人だろうが鬼だろうが、AIだろうが大自然だろうが、
等しく非戦を唱えるリリーナ様は今日も絶好調。
殺しててでも殺されてでも、戦わない。ラクス教と逆ベクトルのリリーナ節は健在でした。

「聖ガブリエル学園出身、リリーナ・ドーリアン。戦争には興味ありません。
この中に宇宙人、未来人、異世界人、超能力者がいたら、私のところに来なさい。以上。」

 ┌第15話 燃える友情

「…これは!?所長、甲児くんたちがピンチです!」
「なんだって!?そうか、ロンド・ベル隊は日本に向かっているということだが…
なぜ甲児くんやゲッターチームだけが!?」

「フン、甲児くんのことだ。先走って墓穴を掘ったんだろう。ほおっておけばいい。いい薬さ」

鉄也さん復活!
鉄也さん復活!!
鉄也さんフッカツッ!!

そんな感じで、
随分間が開きましたが、久しぶりに鉄也節が聞けたスパロボAP第15話。
でも、なんか知りませんが鉄也さんはこの話を機にデレ期に入ってしまうそうです。
やはり、エンディング迎えても尚、叩き合ったどっかのヒロインズのようには行かないみたいで。

「ボスが教えてくれたのは、あいつらとの戦い方と胸のときめきだけだよ…」
「甲児くん。今は任務中だ。そういう話は謹んでくれ」
「は〜い。わかりました、お兄さま」
「俺の事をお兄さまなんて呼ばないでくれ。あんまりふざけるようなら、任務から外れて貰うぞ」

 ┌第16話 操り人形たち

「…あの人、キメすぎであたしはどうも。ノースリーブの軍服は主張しすぎです。ね、ルリちゃん?」
「…私、あの人嫌いです」
「どうして?」
「…なんか…怖いです。平和のインテリジェンスを…感じません」

やっぱり肩を出す軍服はダメだそうですよ。アヤ大尉。

そんな感じで、
どこに行っても文句言われるクワトロさんがとてもバジーなスパロボAP第16話。
言われてみると、マスクかぶってた時も大概でしたが、グラサンノースリーブっても中々。
そりゃララァもノーマルスーツ着ろと言うわけです。

---
今話は、ロザミィ・フォウのダブルサイコ組とバーサーカーアレンビーの洗脳少女物語。
私的には何となく久々なノーベルガンダムでしたが、相変わらずセーラーしてました。
さすが、カトキハジメ氏が自重しないでデザインしたガンダムだけあります。
しかし、スパロボで新体操技なんか見せられると、どうしても
プレシアのくるみ割り人形がチラつくわけで…。
 ┌第17話 我が心、明鏡止水

「お前たちシャッフル同盟すべてを倒し…この東方不敗、新たに生まれ変わってくれる!
そう東西南北…中央不敗としてなっ!」

そんな感じで、
どっかのいちご100%も成し得なかった東西南北攻略を宣言する師匠がマスターすぎるスパロボAP第17話。
これはつまり、麻雀で言えば大四喜+字一色の役満手。咲でも中々上がれない手です。

---
今話は、タイトル通りギアナ高地で明鏡止水なお話。
今日も今日とて、師匠の怒号は冴え渡っていました。
思えば、無限のフロンティアのアレディ君の中の人もドモンと同じなので、ここら辺もネタにされそうですね。

アレディ「おのれぇ…ネージュ!許さぁんっ!」
加速仮面「こらえるんだアレディ。奴はお前を挑発して、怒りのスーパーモードを使わせようとしているんだ。これがな」
ネージュ「いや、怒るのよ!貴方は私がド憎いはず!怒れ!怒れ!怒れ怒れ怒れ怒れ!怒って!怒って!怒り狂いなさいッ!!」
アレディ「ネェェェェェジュッ!!」

 ┌第18話 鍛えよ、勝つために

「あの機体こそが、
 ロンド・ベル部隊45機(18話時点)の頂点、
  11機のガンダムタイプ(18話時点)の第1位(贔屓目)、

型式番号MSZ-006『Zガンダム』
エゥーゴが誇る最強無敵の試作可変型モビルスーツですの」

そんな感じで、
ようやく登場したものの、この期に及んでまだ無改造状態だったZガンダムに刻の涙を見たスパロボAP第18話。
しかもZはビーム兵器主体なのに敵のサイコはIフィールド持ちと言う仕打ち。
説得可能だから落とすな、と言う事だったのでしょうか。

で、ここで初めて知ったのですが、劇場版Zのファの中の人って風紀委員の人だったんですね。
スパロボZ時代からすでにそうだったらしいのですが普通に気付かず…。
次参戦する際は「エゥーゴですの!」とかやって欲しい所です。

---
今話は場所がホンコンだったので、サイコ(フォウ、ロザミィ)撃墜と東方先生の天驚拳講座の2本。
後インターミッションで、化粧の載りが半端ないレモン様がリリーナさんを拉致るお話でした。
ちなみに今回、フォウ・ロザは説得して仲間に出来るのが1人だけだったので、普段選ばれにくいロザミィにしておきました。
どう考えても年下に見えないお姉さんにお兄ちゃんと呼ばれるのも凄いプレイだと思います。
 ┌第19話 勝利者たちの挽歌

「お前は…
お前みたいな奴が地球にいるから、
人類は要らないなんて考える奴が出てくるんだよぉぉっ!」

ミストさんの事でしょうか?

そんな感じで、
キレさせたらガンダム1のカミーユさんのビダン節が冴え渡るスパロボAP第19話。
実際ここは東方先生と四谷博士の事なのですが、今や地球人を滅ぼしたくなる人と言えばミストさん1択。
Kにカミーユが居ないことが非常に悔やまれる一幕でした。

---
今話は、ランタオ島にて東方先生との決着編。
アレンビー助けたり、シュバルツの正体が判明したり、シャッフル同盟拳撃ったり。
いきなり出てきたマスターガンダムにMAP兵器撃たれて壊滅しかけたりするお話。
んで、決着後のインターミッションでは前回に引き続き、リリーナvsレモン様ファイトがありました。

「申し訳ございません、手荒なことはしたくなかったんですけどねえ」
「謝るぐらいなら、はじめからこのようなことは、なさらないで頂きたいです」
「大丈夫、今の謝罪は形だけですもの。ほほほ」

さすがシャドウミラーのビタミンC。
厚いのは化粧だけじゃないのことを見せつけてくれました。
 ┌第20話 あの忘れえぬ日々

「ヴィンデル様、アクセル隊長は現在、自己暗示の類で別人格化している様子です」
「なるほど。奴は半端は嫌いな男だからな」

ハンパは嫌いでありますか。なるほどなー

そんな感じで、
極めて近く限りなく遠いコントで場を和ますシャドウミラーズがとても愛らしいスパロボAP第20話。
さすがヴィンデル・マウザー様。ユーモアのセンスもある。

今回はいわゆるツヴァイザーゲインの顔見せ戦。
正真正銘のラスボス機でありながらストーリー半ばでの出撃と言う、今ではあまり見られない展開でした。
昔は、序盤から話のタイトルに『究極ロボヴァルシオン!』とかブチ上げるボス機も居たものですが、
最近じゃ、ラスボス機は最期まで出し惜しまれるので、何とも懐かしい感じ。
しかもいきなり、古き良き伝統の2回攻撃付。
試運転と言いつつ最強攻撃全開で殺しにかかってる様は往年のビアン博士を見るようでした。

---
話としては序盤は、やっぱりヴィンちゃんの独り舞台。
特に出撃前のデレモードとかは中々に秀逸で。

「戦争は好きか嫌いかで行うものではない。それに、私は嫌いではない」
「どうして?」
「目的を達成するためだけに創られていながら、それがさも自分の意志のように自覚し、行動する
…風体の問題ではなく、そのコンセプトはむしろ美しいとさえ言えるだろう」

この話、Aではガイゾック、OGではマシンナリーチルドレンが対象でしたが、
珍しくヴィンちゃんがデレた貴重な瞬間でした。

後半は思兼暴走編。
思兼が、序盤敵だったロンド・ベル隊を敵と再認識してしまってナデシコ機が暴走、
その説得にコンバトラーのロペットが出張ると言うミラクルクロスオーバーでした。

「思兼サン、貴方ノデータハ記憶デス。貴方ガ次ナルレベルニ達スルタメニモ忘レテハイケナイ。
デモ、ソノデータヲソノママ使ウコトシカ出来ナケレバ…貴方ハコンピュータデハナク、
タダノデータベースニナッテシマイマス」

コンピュータとデータベースを比較した所にロペット的な何かを感じたのですが、
とりあえず、このくだりは
光の中で色々思い出にしまくってる、どっかのザ・データベースさんにも聞かせて上げたかったです。
 ┌第21話 決められた道をただ歩くよりも

「ニナ! 内部は!?」
「ゲキ・ガンガーざぶとん…」
「はあ? おい姉ちゃん。機械いじりすぎて、どうかしちまったんじゃねえのか?」
「ガンダム、ガンダムとか言っている時点で、どうかしているとも思うが」

そんな感じで、
相変わらず周りのニナさんへの評価がパープルトンすぎるスパロボAP第21話。
ここは捕獲した木星蜥蜴の有人機の調査している一コマだったのですが、さらっと酷い事を言われるのは、さすがにニナ。
こうなると、ニナさんには是非とも00組と共演してもらって、刹那とガンダム好き合戦をやって欲しい所です。
『私のガンダム』vs『俺はガンダム』
---
今話は、後の劇場版カルマルートの布石だった、アキトA級ジャンパーに目覚める編。
自爆用の木星蜥蜴をアキトが自分ごと転移させると言う、原作でも屈指のヒロイックなお話でした。
そして、ここはある意味メグミ・レイナード嬢最期の勝負所でもあったのですが、

「一人の女の子を守って生きるのも、地球を守って生きるのも、同じ戦いでしょう!
あたしを守るっていうのじゃ、ダメなんですか…!?」
「ごめん…メグミちゃん…!」

届かず。
もう少し夜会話が必要だったようです。
 ┌第22話 「来訪者」を守り抜け?

「この人は…戦争の犠牲者なんですよ!?なんでそんな簡単に言えるんですか!」
「メ、メグミちゃん…?」
「みんなが勝手なこと言って、それで戦わなくてもいい人が戦わなくちゃならないなんて…こんなのおかしいよ!」
「テンカワ少年のことか」
「…とにかく、あなたはしばらくこの部屋に入っていてもらいます。私たちはこれからのことを話し合いますから。
…メグミちゃん、アキトは生きてるんだもん、そんなに悩まなくても大丈夫だよ」
「そういう事じゃありません! 艦長はわかってないですよっ!」

そんな感じで、
熱くなってるメグミさんを逆撫でる艦長がハンパないスパロボAP第22話。
この辺りの駆け引きはさすがに桑島キャラと言うか、何というか。
やはり、テンカワが好きでしょうがない隊の猛攻をことごとく回避し続け、
ヒロインの座を死守したのは伊達では無いようです。

---
今回は、メグミさんミナトさん木連の人に着いていく+偽グレンダイザーが出てくる編。
直後にルビーナ様率いる女性陣も出てきたので、どっちが偽物かと言う、発熱した議論になっていました。

「鉄也さんもわかってるだろ?大介さんは、どんな理由があっても、悪に屈したりしない…!
だからあれが偽物なら、こっちのマリアちゃんたちは本物だ!」

この男の思想…
ギャンブルではこういう考えが一番危ない
まさに地獄に直結する道。

あっちが偽物だから、
こっちが本物だと言う読みは
まさに泥沼
崩壊路…………!

 ┌第23話 『僕たちの戦争』が始まる

「トロワてめえ!何で裏切りやがった!?」
「人違いだ。俺はトロワじゃない。…ホントのことさ」

そんな感じで、
ZZの主題歌は20年経っても真理の扉すぎるスパロボAP第23話。
何と言うか、さすがガンダムWのシュールボケ担当のトロワ氏。
ガンダム界の板尾創路と言われているだけの事はあります。

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今回のお話は、アキト君とメグミさんの別れ話+大介さん復活+エンドレスワルツ組の対戦。
特にメグミさんが「おかしいですよ」とか連呼しだすので、何となくウッソ君を思い出してしまいました。

「メグミちゃんさえ追いかけてこなければ、俺だってこうはならなかった」
「その声はアキトさんですか」
「君は思い込みだけで走りすぎて、周りをなにも見ていない。
いつまで自分に関係ない顔をしているつもりなんだ?これはもう…僕たちの戦争なんだよ!」
「アキトさん、おかしいよ。おかしいですよ!
あなたは家の2階で物思いにふけったり、盗み撮りする私を馬鹿にしていてくれれば良かったんですよ。それが!」
「何で女の子のロマンスに、俺が付き合わなければならないんだ!」

 ┌第24話 夢色の追跡者

今回はグレンダイザーのグレース・マリアージュ・ソルシエール・フリードさんが唐突に兄萌えになるお話。

「撃てるもんなら撃ってみなさいよ!なぜ、こうまであたしたち兄妹の幸せを奪い取ろうとするの?」
「兄妹の、幸せ…!?」
「あの悪魔のようなベガ星連合軍に攻撃され、バラバラになって、やっと会うことができたのよ。それなのに、それなのに…!」
「マリア…」
「渡すもんですか、絶対に兄さんを渡すもんですか!ベガ星連合軍にも、ギガノスにも木連にも…!」

さすがテコ入れ投入キャラだった割りに、人気ではヒロイン食ってしまったと噂のマリアさん。
六軒島で「うーうー」言い出すのはいつですか。

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今話のストーリーとしては、ドルチェノフが裏切ってギガノスの蒼きタカさんが濡れ衣を着せられるお話。
後、冷凍光線のキリカさんとか、いつ居なくなったのかすら思い出せないウラキ少尉の再登場とか。
そして最期に、おそらくこれが最後となるアク×レモの仲間としての会話で締められました。

「ああ…まずはアオイ・ワカバの息子を煽り、彼を乗機ごとギガノス機動要塞へ向かわせる、
その後にロンド・ベル隊の旗艦を制圧だな?」
「そういう事。ブリッジを占拠して動きを封じてくれればいいの。あなたにとっては簡単よね?」
「その隙に内部に侵入して艦内制圧か…いつもの手口だな」
「そ、こんな時のためにソウルゲインには自爆装置をつけてあるんだから」
「…そうだな。乗員には気の毒な話だが」

「…ねぇ、あなた…大丈夫なの?」
「…なぜだ?」
「そんな口調だった?…私は前の方が好きよ」

レモン様から「好き」とか言う言葉が出てくるとは思わなかったので正に不意打ち。
今でも彼らが付き合ってた頃の風景がまるで想像出来ないわけですが、
OG外伝で復活した以降、事あるごとにレモンレモン言ってる隊長を見るに、
意外と仲が良かったのかも知れません。
 ┌第25話 星灯りの小夜曲

今回は、OG史ではもう実現しなさそうで、しそうでもあるアクセル隊長の『ASH TO ASH』回。
もう自爆ぐらいじゃ死ねそうにもない数奇な運命を辿っている隊長ですが
やってくれるなら、先駆者のラミア辺りにアドバイスを受けられそうです。

「俺には決心がつかない。もし再びシステムXNを盾にされたら、どうしたらいいか…
あるいはお前を見習って自爆するべきなのか」
「だったら一つだけ忠告があります」
「ん?」
「死ぬほど痛いぞ」

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ストーリーとしては、OG2の26話「壊れた人形」のアクセル版と言える今話。
何と言うか、アクセル隊長に自爆されてテンパるヴィンちゃんと
余裕ぶりが崩れないレモン様のコントラストがとてもシャドウミラーな感じでした。

ヴィンちゃん「なにをやっている!転移するぞ!」
レモン「ロンド・ベル隊のみなさん、戦いはこれからよ。有意義な闘争を楽しみましょう…ふふ」

やはりピンチでもショックでも、言動にそれを出さないのがブロウニングの証。
エクセ姉さんから継がれ、ハーきゅんにも流れる伝統の血筋です。
 ┌第26話 永遠への回帰

今回はガンダム1の視聴者の代弁者、五飛さんが猛る回。
闘争の世界を目標とするシャドウミラー組に参入し非平和を訴える所は中々にスパロボでした。

「俺は平和を認めない…!ましてやリリーナが唱える平和など!
兵器を捨て、戦いを捨てればそれが平和だという考えは間違っている!」

平和のために平和を乱すラクス教や、00の武力介入とは根本から違う、
戦争のために戦争する、このワザとらしい五飛味は、とてもシンプルで男の子だなと想いました。
是非とも次回作では、ソレスタルビーイング組に説教して欲しい所です。

「戦争をする時はな。誰にも介入されずフリーダムで、なんというか救われてなきゃあダメなんだ。
独りで、静かで、豊かで」

 ┌第27話 あなたがいて、私がいる

今回は、エンドレスワルツ完結とアクセル隊長復活と言う、自爆野郎Aチーム祭り。
版権サイドではヒイロとリリーナ様がデレデレしたり、五飛がツンツンしたりしてましたが、
やはりメインはオリジナル組でした。

「今までのあなたの方が素敵だった。ねえ、記憶も戻った事だし、戻って来ない?」
「…言うな。もう以前の俺には戻れん。
レモン、お前との関係も、な」

そんなわけで、
いきなり決別宣言されるレモン様が哀しすぎるスーパーロボット大戦AP第27話「あなたがいて、私をフる」
ようやくヒロインらしいシチュエーションになったと思ったらこの仕打ち。
やはり夜会話が十分でもフラグが折れてしまうのは、敵性ヒロインの宿命なのでしょうか。

思えば、Dのラキを除けば、
レモン様、デュミナスママ、ヴィレッタさん、ミッテ先生、アリア、レム、スパロボ学園のヒロイン全員と
敵ヒロインは結構な割合でフラグクラッシュしているので、これはもうスパロボの伝統なのかも知れません。
OGでも確定はしてないものの、ウェンディさんが復帰したらリューネはほぼアウツ、
マイもまだ決定打に欠ける苦しい戦いを強いられているので、この辺りの昔敵だったヒロイン組もあるいは…
 ┌第28話 それぞれの戦う意味

「私の夢は、まだ終わらん!私の夢、アプサラス!!」
「兄さん…。こんなものに…兄さんは、何を夢見たの…」

そんな感じで、
兄の中2ぶりを一刀両断する永遠の17歳が厳しいスーパーロボット大戦AP第28話。
まぁ確かにアプサラスは、見た目ネタ色の強いロマン機だったので、
女の子には理解しづらいもの、なのかも知れませんが…。

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今回はアプサラス撃墜編と、ようやく登場のプルプルプルズと言うことでガンダムづくし回。

敵は多いなプル…。
いや……たいした事はないか…

…今夜はお前と私でダブルプルだからな

この段階ではまだジュドーがいないので、どうやってこの子らを説得するのかと思ったのですが、
普通にクワトロさんが

「何やってる!プル!」
「無邪気すぎる、この敵意…どうするべきなんだ?」

「エルピー・プル…来ないか?」

阿部さんよろしく誘う展開に。(出撃してなくとも)
さすが褐色の少女に魂を引かれたガンダム1のロリマイスター。
少女を見れば、すかさず介入行動に移るその手際。まさしく赤い彗星でした。
 ┌第29話 地底城強襲

今回は、スーパー系の敵キャラ人員整理と、真ゲッターのお目見え回。
早乙女博士曰く、
今回のゲッターは平和のために初心に返って作ってみたら最強のゲッターになった、との事でした。
さすがは世界最後の日を始める人。
ガンダムの戦闘力を数倍に跳ね上げてくれるどっかのテム・レイとは、格が違うようです。
 ┌第30話 父と子の絆

今話は、スーパー系1の鋼の魂を持ったボルテス健一さんに相良軍曹の英霊が宿る回。
いわゆる身内を人質にされて身動き取れなくなると言う、良くある展開だったわけなのですが、
全く動じず、殺さば殺せ!のフルメタルな魂で敵を圧倒しておりました。

「フフフ、その通り。これから、このスカールークはお前たちを攻撃する!父親の命が惜しくば…」
「くどいっ!」
「ぬうっ!?」
「俺たちがここでお前たちに屈すれば、俺たちは殺され、結局は父さんも同じように殺されてしまうだろう!
テロリストには譲歩しない!これは国際常識だ!!」

戦闘ミッション終了後は、三輪長官の粛清祭り。
勝手に、平和解放軍処刑大作戦を敢行しようとしていた所を、ロンド・ベル組に見つかって
散々文句言われ、一矢にボコボコにされ、最後は逮捕状が出ると言う、
絵に描いたような凋落ぶりを見せてくれました。

やはりスパロボで過度に悪キャラが強調されるは三輪長官。
最後は暴言祭りに華を咲かせて退場となりました。
長い間、ご苦労様でした。

「うるさいっ!バームの連中を片づけたあとは、マリーメイアに加担した連中の番だッ!後がつかえているのだぞ!」
「う、うるさいっ!決定は決定なのだ!地球侵略を企んだ輩を信用できるか!これが一番、確実なのだ!わしが正しいッ!」
「黙れ!これは命令だ!わしのやることに口出しするのは許さんっ!処刑は予定通り、とりおこなうッ!わしが正義なのだ!」
「出て行けと言っておるのだっ!和平など認めん!敵を全滅させてこそ勝利なのだ!」

 ┌第31話 愛と勇気と力

今回は、木連に行ってたメグミさんとミナトさんが九十九さん連れて戻ってくる編。
敵軍捕虜の脱走幇助はまるで無かった事にされ、
和平使者と言う役割を得たためか、やたらと明るい帰還だったわけですが、それでも、
テンカワ君と全く会話しようとしない所に、レイナード的な何かを感じました。

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また今回は、平和解放軍が頑張っている小バームと木連、両方に和平交渉するための最期の分岐回で
隠しユニット的には各々、フルアーマーZZか九十九生存の2択。
ここも多少迷いましたが、九十九さんが生きてるとユキナさんがデレてくれないので、
涙を飲んで小バームルートとしました。
 ┌第32話 戦士、再び

「…レモンは何と言っていた?」
「何も。ただ、邪魔をするならば、アクセル隊長…あなたを消せ、と」
「…そうか。ならば生きて帰れたならこう伝えろ。…もうお前の顔も見たくない、とな」
「了解しました」

そんな感じで、
やはり悪セル隊長はイケメン良すぎて堪らなかったスパロボAP第32話
冷静に考えると、裏切ったのは隊長の方なのですが、それを気にしない所は実にアクセルでした。
そしてそれを承知で了解するラミアもまたラブレス。
やはりこのコンビ、一筋縄ではいかないようです。

「レモン様、アクセル隊長より伝言です。『ババアの顔など見たくない』と」
「………………。」

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今回は、ようやく登場のジュドー回
この期に及んで無改造ZZ+ザクレロで敵陣に囲まれると言う酷い展開だったのですが、
これもガンダム系最多ハーレム(リィナ、エル、プル、プルツー、ルー、キャラ、ハマーンの7股?)
記録保持者の宿命なのでしょうか…。

一方、敵軍サイドでは、ルビーナ様やらエリカ嬢が揃って、

「大至急、ルビーナを連れ戻せ!連れ戻した者には、ルビーナと花嫁としてやるぞ!」
「ちょwwww、ルビーナ様を妻としていただけるのですかwwwww!?」
「ルビーナがああでは、ルビーナの婿をわしの後継者にするしかないwwww!」
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「そこよ!あのオルバンってやつ、性格悪いわwwwwww」
「みんなの命を助けたければ、エリカさんに…自分の妻になれってwwwww要求しやがったのさwwwwwwwww!」

酷い事に。
さすがは昭和世代のスーパーヒロイン。
子供にしか相手にされなかったゴロゴロしたいお姫様とは扱いが違うようです。
 ┌第33話 怒る心に火をつけろ

今回は、ヒロインと変なオッサンの婚約会見を見せられた一矢さんが怒る回。

「婚前交渉は!婚前交渉はあったのかッ!?」
「怒りで我を忘れてる…沈めなきゃ星が!」

そんなわけで、一矢の怒りは大地の怒りでランランランだったスパロボAP第33話。
やはりスーパー系の主人公はこのぐらい情緒不安定でないと行けません。

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今話は一言でいうと、小バームのバリア突破の為に一矢さんが光になるお話。
何というか。何を言っているのか分からないと思いますが、私にも何が起こったのか分かりませんでした。
質量のある残像だとか、量子化だとか、そんなチャチなものじゃあ断じてない。
もっとダイモティック的なものの片鱗を味わいました。

まぁ、理屈は置いておいて具体的な内容としては、
ダイモスをエネルギーの塊にして突入後、中で再度実体化すると言う、
どっかの戦術予報士が考えそうなスペシャルなミッションプラン。

意外にもロペット的には成功率2%と、50回に1回も上手く行くと言う破格の数値で、
15532回、同じ8月後半を過ごしたどっかのキョンなら、余裕でこなせる程度の作戦でした。

何か、おかしい…
なんとなくそんな気がした。
TVで婚約会見している人達は、俺とはまったく縁のないキャラ同士だったが、
美人な女の子の方を、何となーく応援していると、
これまた何となく。一矢が騒ぎ出すような気がした…。

 ┌第34話 帰れぬ道

今回はダイモス編完結で、ようやく一矢とエリカさんが再会出来るお話。

「エリカ…エリカァァァァ!」
「一矢、会いたかった…あなたに…一矢ぁっ!」

なんか「エリカァァァァ」とか聞くと富野的にゲシュタルトが崩壊して「えりちからぁぁぁぁ」に見えて来るわけですが、
とにかく、小バーム10億の民を救って大団円だったスパロボAP第34話。
数話前は婚約会見見せられて、「うたかたの夢だったのかー。なるほどなー」とか言ってた一矢でしたが、
エリカさんの前では、それは内緒なようです。

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また、今回はリヒテルさん改心編でもあったのですが、
似たような境遇だったアクセル隊長が慰め役に任命されておりました。

「俺は元シャドウミラー隊、特別班隊長だった男だ。
そして小バームに入り込んだスパイにリオン大元帥暗殺の指令を出したのも俺だ」
「…竜崎一矢、そしてロンド・ベル隊の者たちはその事を…?」
「知っている。俺はシャドウミラーを裏切った…その上で、彼らは俺を仲間の一人として受け入れてくれている。
今はロンド・ベルで戦っているが、戦争が終われば俺もあんたと同じ悩みを持つかもしれん」
「余にも…ともに戦えというのか」
「シャドウミラーもベガ星連合軍もまだ健在だ。それを倒した上で、完全な和平を実現するには
…あんたの力がなくてはならない。その事を伝えに来ただけだ」

この辺り、何気にOGでも使えそうで。
終わらない反抗期が終わらないスレイさんとか、
何となく最期まで生き残ってしまいそうなミッテ先生とか、
間違いなく地球人滅亡作戦を実行するミストさんとか、
その辺の説得で使われるような気がします。
 ┌第35話 友と誓ったこの平和

「アクセルが言ってたわね。…我々のような存在に居場所などないのかもしれない…ってね」
「…レモン、アクセルが気になるならば、行くがいい。」
「そうね。…だけど、もう昔の関係には戻れない。それに…
居場所のない世界に耐えられるほど強くないのよ、私はね」
「ならば…いくか。完成した『あれ』…ジョーカーは手中にある。後は互いの手を見せるだけだ」
(アクセル…いよいよね。賭け金は…世界と、互いの命…)

そんな感じで、
ヴィンちゃんとレモン様の際どい話が興味深いスパロボAP第35話「彼と誓ったこの戦争」
このレモン様の乙女回路は、ミィさんの「私の居場所は…とりあえずはあなたの隣ですの」に繋がるわけで、
何となく、ブロウニングの血筋を感じずにはいられませんでした。

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話としては今回は、ベガ組(非電童ママ、非サイコクラッシャー)撃退編。
子だろうが彼女の父親だろうが、敵なら迷わず殺す展開は、とてもダイナミックプロでした。

「黙れ、ルビーナ!…攻撃開始だ。ルビーナよ、邪魔をするならば…実の子といえど撃ち落とす!」
「ルビーナ、すまん。…君がどう言おうとも、ベガ大王は倒すべき敵だ。…僕は戦うしかない」
「よくぞ言った、デューク・フリード!わしもお前を生かして帰すつもりはない!」
「僕もそのつもりだ…!決着をつけるぞ、ベガ大王ッ!」

 ┌第36話 運命に向かう者たち

今回はグリプス2防衛戦+ザンボット終結編。
何かコウ強制出撃が発動したので、想い人のガトーも出てきたのですが、
いつの間にかサイサリスが雑魚のハンマ・ハンマよりHPが少ない機体になっておりまして。
勝手にカウンター食らって即撤退とか、コーラサワー過ぎるコントを見せてくれました。

また戦闘前会話も、コウ以外にクワトロさんとも絡まれてて、

「ジオンが求めたものは、ザビ家が掲げたものとは違う。なぜ、それがわからん!」
「…まさか…お前は。いや、あなたは!?」
「シャドウミラーなどという、少女キャラが一人も居ない組織に操られるジオンなど…!」
「シャドウミラー…!大佐、この戦いが終われば、シャドウミラーは必ず私が倒します。
…だが、私はあくまでジオンの軍人!この場は退けません…!」
「そうか。ならば私はミネバのために戦う」
「…ロリコン大佐…」

唐突に説教されてました。
何か、コウに向かって「私は敵だぞ!」と怒ってた頃が懐かしいです。
 ┌第37話 真実の輝き

「転移は成功したようね」
「ああ…予定よりも安定している。次元転移が可能になるまで、あと少し手を加えるだけだ」
「だったら…もう、おさらばしてもいいんじゃないかしら?
ネオ・ジオン…私はハマーン・カーンという女性、甘く見ない方がいいと思っているんだけど?」
「…別にネオ・ジオンに義理立てをするわけではない。これは復讐だ」
「復讐…?誰に?私たちの元いた世界に…と言うのなら、もう少し我慢なさいな。次元転移は…」
「…違う。奴に、だ」

そんな感じで、
思いのほか熱かったヴィンちゃんが、男の意地を見せてしまうスーパーロボット大戦AP第37話。
やはり大将としては、アクセル隊長に負けっぱなしのまま帰る事は許されないようで。
でも何か、ヴィンちゃんがレモン様ルートに入るためのフラグな感もして。
シャドウミラーの人間模様を垣間見た感じがしました。

「神様(森住)、この世界が、アンタの作ったシステムの通りに動いているってんなら、
まずその幻想(アクセル)をぶち殺す!」

---
話としては、今回はアクシズ突入編。最初で最後のキャラさんとかガトーの退場とか。
でもやっぱり最後はシャドウミラーズが締めてくれました。

「ヘイ、女幹部さんよ。何しに出て来やがったんだい?スリーサイズくらいは教えてもらいたいもんだな」
「残念ながら秘密。アクセルにでも聞きなさいな」
「…………………………。」
「それでは僭越ながら私が。
レモン・ブロウニング15歳O型牡牛座、身長157センチ体重47キロ、スリーサイズは上から89・58・82、
趣味はダンスと占い、音楽の趣味はグラムロック、ギターを弾こうと試みて挫折した経験あり、人知れずため息するクセあり、
アルター名はエターナル・デボーテ。ちなみに非処女。相手はア…」
「ラミア…黙りなさい」
「最初と最後以外は大体違うな。これが」

知識万歳(ビバ・ノウレッジ)ェ…
まぁ実年齢的にいうとエクセ姉さんのシャトル事故から計算なんで、もっと若そうですが。
女の子の過去を詮索するのは良くないので考えない事にします。
 ┌第38話 静寂の声

今回は、ジュドーとハマーン様の最終戦。
AではZZ組参戦が遅かったせいか、色々急ぎ足でした。

「ハマーン…!」
「だが…まだ終われん。ジュドー、私と来い」
「あんたの存在そのものが鬱陶しいんだよ…!あんただけ行けばいい!」

そんなわけで、ガンダム史上五指には入る壮絶な失恋イベントが発生するスパロボAP第38話。
さすがにシャアの前で振られるのが厳しかったのか、ハマーン様。
名言「強い子に会えて…」は言えなかったようです。

---
またラス前と言う事で、敵ラミアさんともここで決着。

「…私が倒れても、戦況に変化はありません。私の役目は、アクセル隊長…あなたたちの足止めです」
「役目は果たした、か。未練はないのか?」
「未練…?アクセル隊長、どうしてしまったのです…?それに…私が倒れた所で、Wナンバーはいくらでもいます」

味方ラミアやOGエキドナさんの補正が効きまくってる今見ると、これはとてもアレなわけで。
「私が死んでも代わりは居るもの」系のセリフをラミアから聞くと非常に感慨深いものがあります。
ディセイバーさんとかが、ちゃんと喋れればこんな感じなのかなぁとか思いました。
 ┌第39話 極めて近く、限りなく遠い世界に

すべてを終わらせる時…!

チクショオオオオ!くらえ!コード麒麟!
さあ来いアクセルゥゥ!私は実は一回刺されただけで死ぬぞオオ!
グアアアア!
こ、このザ・ケバいと呼ばれた四天王のレモンが…こんな小僧に…
バ…バカなアアアアアア

グアアアア…
レモンがやられたようだな…(ミッテ先生)
フフフ…奴はババア四天王の中では最弱…(デュミナスママ)
アクセルごときに負けるとはババアーズの面汚しよ…(エーデルさん)
くらええええ!
グアアアア
やった。ついに四天王を倒したぞ…
これでヴィンなんとかの居るギャンランドの扉が開かれる!!
(よく来たな。コードマスター・アクセル…待っていたぞ)

(こ、ここがギャンランドだったのか…!感じる…!ヴィンなんとかの魔力を…)
アクセルよ…戦う前に一つ言っておくことがある
お前は次元転移を行うのに「システムXN」が必要だと思っているようだが…
別になくても出来る
な、何だって!?
そしてラミアは口が悪くなってきたので最寄りの町へ解放しておいた
あとは私を倒すだけだなクックック…
フ…上等だ…オレも一つ言っておくことがある
このオレに生き別れた娘(ハイレグ幼女)がいるような気がしていたが別にそんなことはなかったぜ!
そうか
ウオオオいくぞオオオ!
さあ来いアクセル!

アクセルの勇気が世界を救うと信じて…!
ご愛読ありがとうございました!
 ┌後書き

そんな感じで、
「最終話1ターンクリア可能なAで、ソードマスターネタをやりたい」
ただそれだけの為に開始したスパロボAPプレイ日記でしたが、本当にすみませんでした。
最終話は、レモン様のキュンキュンモードが発動したり、ヴィンちゃんの戦闘前会話が熱かったりと、
ネタ的には非常においしい話なのですが、ここは初志貫徹というわけで、こんな感じです。
まともな(?)プレイ日記を期待されていた方々(が居るか分かりませんが)、申し訳ございませんでした。

そんなわけで、長らく続けて酷い終わらせ方をしたスパロボAPプレイ日記もこれにて終了。
次回は…期待を込めてOG3辺りということで。もしかしたらスパロボ以外になるかも知れませんが…
それではー。 inserted by FC2 system